石油の国家備蓄、放出開始
日本(にほん)が車(くるま)に使(つか)う「ガソリン」は石油(せきゆ)から作(つく)られており、その元(もと)になる「原油(げんゆ)」の約(やく)94パーセントを、日本(にほん)は中東(ちゅうとう)という地域(ちいき)から輸入(ゆにゅう)しています。ところが、イランという国(くに)をめぐって戦争(せんそう)の緊張(きんちょう)が高(たか)まったことで、原油(げんゆ)を運(はこ)ぶ船(ふね)が通(とお)る「ホルムズ海峡(かいきょう)」という重要(じゅうよう)な水路(すいろ)が使(つか)えなくなってしまいました。このため日本(にほん)でもガソリン価格(かかく)が急激(きゅうげき)に上(あ)がっており、家計(かけい)への打撃(だげき)となっています。そこで政府(せいふ)は3月(さんがつ)26日(にちじ)から、緊急(きんきゅう)時(じ)のために国(くに)が蓄(たくわ)えてきた石油(せきゆ)である「国家備蓄(こっかびちく)」の放出(ほうしゅつ)を開始(かいし)しました。国内(こくない)消費量(しょうひりょう)の約(やく)1カ月分(いっかげつぶん)にあたる量(りょう)が石油(せきゆ)会社(がいしゃ)を通(とお)して市場(しじょう)に出回(でまわ)ることで、ガソリン価格(かかく)の上昇(じょうしょう)を抑(おさ)える狙(ねら)いがあります。